10/18-19 地域力ネットワーク研修会 in しむかっぷ 報告
- 2016/10/20
- 18:32
10/18-19 地域力ネットワーク研修会 in しむかっぷ
いま農山漁村では、地域の再生や活性化の取り組みが様々な形で広がっています。地域の課題は様々ですが、人々のふるさとへの熱い想いが地域に風をおこしています。 占冠村では「森や川と共に100年後も平和に静かに暮らしていたい」という思いで、多様な活動が広がっています。今年も全道の地域で活動を展開ている皆様に呼びかけ、ご参加いただきました。
初日は、赤岩青巌峡の巨岩の下で繰り広げられるエクスカーションにはじまり、占冠村からは、5つの活動事例を報告。そして今年はネットワークとしては6年ぶりに哲学者の内山節さんをお招きして、東日本大震災以降の人々の暮らしと自然の関係性、新しい伝統回帰、共同体のデザイン力などをテーマにお話しいただきました。
交流会はトマムリゾート内の「カフェラプ」で、スローフードのメンバーでもある大野梢さんの地域素材料理に舌鼓。乾杯は南富良野町で被災された鳥羽農園さんのトマトジュースで復興を願いました。
2日目は、参加者によるミーティングを行い、各地域で取組まれている事例を共有し、地域の課題について語り合いました。またネットワークの未来像を話し合いました。最後は猟師のエクスカーション。自ら模擬銃を構えて、猟師について学びました。
とても充実した2日間、この研修会の開催を支えてくださった、占冠村、占冠村教育委員会、北海道、そして地域力ネットワークのみなさま、本当にありがとうございました!
◆主催 北海道農山漁村地域力ネットワーク
◆後援 北海道、占冠村、占冠村教育委員会、スローフードしむかっぷ、スローフードフレンズ北海道、北海道グリーン・ツーリズムネットワーク ◆協賛 ロコタブル
◆スケジュール
●2016年10月18日(火)
10:30 集合(希望者) 道の駅自然体感占冠
10:45 【A】占冠の森を見る「赤岩青巖峡」 道の駅発バス移動10分
12:00 道の駅戻り
12:50 研修会受付 占冠村コミュニティプラザ(道の駅隣接)
13:00 オープニングセレモニー 会長挨拶 村長歓迎挨拶
13:15 【B】占冠の事例発表 15分(発表10分+質疑5分)×5件
修学旅行感響プログラム、クライミングと赤岩青巌峡、
地域カフェぼっこてぶくろ、メープルシロップ、サイクルツーリズム
15:00 【C】基調講演 内山 節「自然と人間、死者と生者の結い直し」
17:00 トマムリゾートへ移動(村内30km移動)し、チェックイン
18:30 地域づくり交流会(リゾートエリア内 カフェラプ)
21:00 2次会(リゾートエリア内 ユックユック)
宿泊 星野リゾート トマム ※雲海テラスは10/17でクローズ
●10月19日(水)
08:00 【D】地域力ネットワーク・情報交換ディスカッション(リゾートエリア内)
10:00 【E】猟師のエクスカーション(リゾートエリア内)
11:30 終了解散(村民食堂で昼食~ ^^)
◆講演者プロフィール http://www.uthp.net/
内山 節(うちやま たかし)
1950年東京生まれ。哲学者
1970年代から東京と群馬県の山村、上野村との二重生活をしている。
NPO法人・森づくりフォーラム代表理事。2015年3月まで立教大学大学院教授。
主な著書に『内山 節著作集』(全15巻、農文協)『〈いのち〉の場所』(岩波書店)『〈里〉という思想』(新潮選書)などがある


最初のプログラムは、赤岩青巌峡のエクスカーション!まずは午前中に占冠の自然に触れていただいて、午後の座学に入ることに。圧倒的な巨岩!そしてそれを登る生クライマー。みんな口あんぐりで上を見つめます。驚きの展開で研修会が始まりました。

地域力ネットワーク目黒会長のご挨拶で、午後の座学は幕を開けました。受付をたくさんの北海道職員の方にお手伝いいただきました。ありがとうございました。

占冠の地域活動の一人目は、長谷川勘太郎さん。「赤岩青巌峡とクライマー」というテーマでお話いただきました。「自然の岩を何の道具も使わずに(専用シューズと落ちたときの確保ロープのみ)登る」という究極にシンプルな競技、クライミング。その北海道随一のポイントが赤岩青巌峡です。東京オリンピックの競技にも決まって、ますます盛り上がりそうですね。

2人目は細谷誠さん、修学旅行の占冠オリジナルプログラム「感響プログラム」の詳細をご紹介いただきました。いくつかあるプログラムの中でも目を引いたのがエゾシカのプログラム。農業被害の現実から、駆除、解体、有効活用事例、そして食材としての魅力をトータルで感じ、「人間は命をいただいてい生きている」という事を体験できる貴重なプログラムです。

3人目は夏井亮さん。「地域カフェぼっこてぶくろ」のこれまでの活動と、村民食堂の展開などを報告。地域カフェの解説を目指して1年間話し合ったが、検討委員会は解散。その中の有志で立ち上げることになった。しかし、検討委員会の話し合いに参加してくれた方々が、立ち上げ後は応援団に。現在平日の昼は村民食堂が営業。地域住民の憩いの場、そして他地域との交流の場になっています。

4人目は紅一点の原野知有紀さん。地域おこし協力隊として取り組んでいる「メープルシロップ」の進捗と課題について報告。メープルシロップは村の教育委員会が試験的に事業を立ち上げ、現在は林業振興課と木質バイオマス組合が中心になって進めています。完成品のクオリティは素晴らしいのですが、広い森から樹液を集める手間や、煮詰めるコストなどまだまだ課題は多い。しかし!その魅力はひと舐めすればわかります!素晴らしいです!(交流会のデザートで堪能しました^^)

最後は観光協会の堤信也さん。村の有志が中心になって楽しみながら進めている「サイクルツーリズム」の報告でした。ユーザーのニーズなどをアンケートに基づいてお話いただきました。ここで重要なのは、行政や観光協会だけが進めているのではなく、協議会のメンバーが自転車が好きで、自ら林道を走ってさまざまなコースや可能性を探りながら事業が進んでいることです。何事に取り組むのも「大好きな地域で、楽しみながら」というのが、占冠のキーワードです。

基調講演は、哲学者の内山節さん。「自然」という言葉は、人間と自然を分けて考える西欧の考え方が輸入されたもので、もともと日本人は、自然と人間は一体になっていると考えた。自然(しぜん)ではなく、自然(じねん)、「おのずから」「しかり」。自己を中心とした西欧は自己実現(欲望)を実現していく文明。本来の日本は、自然(じねん)=「おのずから」「しかり」を受け入れていく文明。社会変革は新しい伝統回帰。再生可能エネルギーしかり、コミュニティ(共同体)の再構築しかり。いずれも古くて新しいものへの回帰である。地域では分離できない、政治、経済、文化、信仰、労働が、都市ではばらばらになり、すべてが経済に取り込まれていく。だからこそ市場経済は発展する。地域はこれをすべてつなげていくことで再生する。地域デザインとは、自分たちの考えを形にしていくこと。行政や国から押し付けられた形ではなく、自分たちがその場所の特性を捉えて、地域住民にしかわからない視点で、新しくデザインしていく事。その集積が自治本来の姿である。大きな示唆と、結城を頂いた1時間30分の講演でした。ありがとうございました!

講演後の質問も活発にいただきました。飯舘村から栗山町に移住した菅野義樹さん。

交流会は、トマムリゾート内の「カフェラプ」で。シェフの大野梢さんはスローフードのメンバー。エゾシカや野菜など地域の食材を使ったおいしい料理はもとより、ディスプレイも光ります。流石です。また、森のかりうど高橋勝美さんの「エゾシカロースト」も特設コーナーで堪能いただきました~おいしかった~
◆交流会のメニュー
乾杯 鳥羽農園のミニトマトジュース(南富良野)
道内産豚肩のアウトドア風オーブン料理
道内鶏もも肉のアウトドア風オーブン料理(上トマムカリフリ農場:玉ねぎ、北あかり、さやあかね、南富良野町:シャドークイーン)
エゾ鹿肉のタコライス(鹿肉:南富良野町)
エゾ鹿肉のRAP特性バーガー(鹿肉:南富良野町)
サバ味噌竜田揚げとビーツのエスカベシュ
温野菜と手前味噌のバーニャカウダ(カリフリ農場:キャベツ、大根、南富良野町:紫白菜、坊ちゃん南瓜、紅大根、紫玉ねぎ、富良野:人参)
NEEDSラクレット
自家製あかねジャムのバゲット
トマトと人参のポタージュ
揚げじゃがいも(越冬インカの目覚め)ベーコン
ゆるゆるパンナコッタのメープルシロップ(占冠産100%)がけ
森のかりうど 猟師の「エゾシカロースト」特設コーナー

最後のデザートは、占冠産メープルシロップ100%かけのパンナコッタ!!素晴らしい~

翌19日。朝起きてタワーの窓から見たら、なんとゴルフコースに雲海がかかっていました!雲海テラスは10/17で営業を終了していたので残念に思っていたのですが、トマムからサプライズのプレゼントでした^^


ヴィレッジアルファのミーティングルームで、各地域の協議会から活動報告をいただき、情報共有と報告~からの派生でそれぞれの地域で抱えている地域課題について議論しました。(地域の神社の話で以上に盛り上がる^^)またネットワークの今後のあり方について、具体的に話し合われました。年度内に再度話し合う場を設けて整理していくことになりました。今回の研修会に協賛していただいた「ロコタブル(LoCoTAble)」の新しい北海道のネットワークについてもお話させていただきました。 http://locotable.net/
◆ミーティング参加協議会
スローフードしむかっぷ(占冠村)
るもい地域子ども農山漁村交流推進協議会(留萌市)
当別町田園文化創造協議会(当別町) ※欠席
つきがた農福交流推進協議会(月形町)
黒松内町農山村資源活用地域協議会(黒松内町)
ひだかくるみちゃんハウス(日高町日髙地区)
NPO法人 森のこだま(津別町)
麓郷振興会(富良野市)
砥山農業クラブ(札幌市)
食を考える協議会(興部町)
栗山町ハサンベツ里山計画実行委員会(栗山町)
社会福祉法人北海道福心会(真狩村) ※欠席
社会福祉法人 明和会(新十津川町)
地域連携会議リバイタライズ浦河(浦河町)
えりも地域力発掘協議会(えりも町)
沙流川ほおずき絆の会(日高町門別地区)
北海道農山漁村地域力ネットワーク事務局


そして、最後のプログラムは「猟師のエクスカーション」です。講師は村の林業振興室でしゅりょうにの担当をしている浦田剛さんです。全国で広がっている野生獣による農業被害。地域活動を支える上でなくてはならない存在になっているのが「猟師」です。しかし意外とその実態が知られていないのもまた「猟師」です。浦田さんから狩猟全般から猟師の生態学まで詳しく、そしてフィールドに出て模擬獣で、エゾシカのデコイを狙うという体験までさせていただきました。みなさん~猟銃を構える姿がなかなか堂に入っていましたよ!

これですべての研修会のプログラムは終了。みなさんは帰路につかれました。昼食で大人気だったのは、例の「村民食堂」です。みなさん研修会の余韻に浸りながら、占冠の地域活動の要となっている「村民食堂」でお昼ごはん。「この時間が一番楽しかった」という声も聞かれましたが、これぞ占冠の真骨頂です。よかった~

最後に、道新富良野板の岩崎あんり記者の記事を。ありがとうございました。
いま農山漁村では、地域の再生や活性化の取り組みが様々な形で広がっています。地域の課題は様々ですが、人々のふるさとへの熱い想いが地域に風をおこしています。 占冠村では「森や川と共に100年後も平和に静かに暮らしていたい」という思いで、多様な活動が広がっています。今年も全道の地域で活動を展開ている皆様に呼びかけ、ご参加いただきました。
初日は、赤岩青巌峡の巨岩の下で繰り広げられるエクスカーションにはじまり、占冠村からは、5つの活動事例を報告。そして今年はネットワークとしては6年ぶりに哲学者の内山節さんをお招きして、東日本大震災以降の人々の暮らしと自然の関係性、新しい伝統回帰、共同体のデザイン力などをテーマにお話しいただきました。
交流会はトマムリゾート内の「カフェラプ」で、スローフードのメンバーでもある大野梢さんの地域素材料理に舌鼓。乾杯は南富良野町で被災された鳥羽農園さんのトマトジュースで復興を願いました。
2日目は、参加者によるミーティングを行い、各地域で取組まれている事例を共有し、地域の課題について語り合いました。またネットワークの未来像を話し合いました。最後は猟師のエクスカーション。自ら模擬銃を構えて、猟師について学びました。
とても充実した2日間、この研修会の開催を支えてくださった、占冠村、占冠村教育委員会、北海道、そして地域力ネットワークのみなさま、本当にありがとうございました!
◆主催 北海道農山漁村地域力ネットワーク
◆後援 北海道、占冠村、占冠村教育委員会、スローフードしむかっぷ、スローフードフレンズ北海道、北海道グリーン・ツーリズムネットワーク ◆協賛 ロコタブル
◆スケジュール
●2016年10月18日(火)
10:30 集合(希望者) 道の駅自然体感占冠
10:45 【A】占冠の森を見る「赤岩青巖峡」 道の駅発バス移動10分
12:00 道の駅戻り
12:50 研修会受付 占冠村コミュニティプラザ(道の駅隣接)
13:00 オープニングセレモニー 会長挨拶 村長歓迎挨拶
13:15 【B】占冠の事例発表 15分(発表10分+質疑5分)×5件
修学旅行感響プログラム、クライミングと赤岩青巌峡、
地域カフェぼっこてぶくろ、メープルシロップ、サイクルツーリズム
15:00 【C】基調講演 内山 節「自然と人間、死者と生者の結い直し」
17:00 トマムリゾートへ移動(村内30km移動)し、チェックイン
18:30 地域づくり交流会(リゾートエリア内 カフェラプ)
21:00 2次会(リゾートエリア内 ユックユック)
宿泊 星野リゾート トマム ※雲海テラスは10/17でクローズ
●10月19日(水)
08:00 【D】地域力ネットワーク・情報交換ディスカッション(リゾートエリア内)
10:00 【E】猟師のエクスカーション(リゾートエリア内)
11:30 終了解散(村民食堂で昼食~ ^^)
◆講演者プロフィール http://www.uthp.net/
内山 節(うちやま たかし)
1950年東京生まれ。哲学者
1970年代から東京と群馬県の山村、上野村との二重生活をしている。
NPO法人・森づくりフォーラム代表理事。2015年3月まで立教大学大学院教授。
主な著書に『内山 節著作集』(全15巻、農文協)『〈いのち〉の場所』(岩波書店)『〈里〉という思想』(新潮選書)などがある


最初のプログラムは、赤岩青巌峡のエクスカーション!まずは午前中に占冠の自然に触れていただいて、午後の座学に入ることに。圧倒的な巨岩!そしてそれを登る生クライマー。みんな口あんぐりで上を見つめます。驚きの展開で研修会が始まりました。

地域力ネットワーク目黒会長のご挨拶で、午後の座学は幕を開けました。受付をたくさんの北海道職員の方にお手伝いいただきました。ありがとうございました。

占冠の地域活動の一人目は、長谷川勘太郎さん。「赤岩青巌峡とクライマー」というテーマでお話いただきました。「自然の岩を何の道具も使わずに(専用シューズと落ちたときの確保ロープのみ)登る」という究極にシンプルな競技、クライミング。その北海道随一のポイントが赤岩青巌峡です。東京オリンピックの競技にも決まって、ますます盛り上がりそうですね。

2人目は細谷誠さん、修学旅行の占冠オリジナルプログラム「感響プログラム」の詳細をご紹介いただきました。いくつかあるプログラムの中でも目を引いたのがエゾシカのプログラム。農業被害の現実から、駆除、解体、有効活用事例、そして食材としての魅力をトータルで感じ、「人間は命をいただいてい生きている」という事を体験できる貴重なプログラムです。

3人目は夏井亮さん。「地域カフェぼっこてぶくろ」のこれまでの活動と、村民食堂の展開などを報告。地域カフェの解説を目指して1年間話し合ったが、検討委員会は解散。その中の有志で立ち上げることになった。しかし、検討委員会の話し合いに参加してくれた方々が、立ち上げ後は応援団に。現在平日の昼は村民食堂が営業。地域住民の憩いの場、そして他地域との交流の場になっています。

4人目は紅一点の原野知有紀さん。地域おこし協力隊として取り組んでいる「メープルシロップ」の進捗と課題について報告。メープルシロップは村の教育委員会が試験的に事業を立ち上げ、現在は林業振興課と木質バイオマス組合が中心になって進めています。完成品のクオリティは素晴らしいのですが、広い森から樹液を集める手間や、煮詰めるコストなどまだまだ課題は多い。しかし!その魅力はひと舐めすればわかります!素晴らしいです!(交流会のデザートで堪能しました^^)

最後は観光協会の堤信也さん。村の有志が中心になって楽しみながら進めている「サイクルツーリズム」の報告でした。ユーザーのニーズなどをアンケートに基づいてお話いただきました。ここで重要なのは、行政や観光協会だけが進めているのではなく、協議会のメンバーが自転車が好きで、自ら林道を走ってさまざまなコースや可能性を探りながら事業が進んでいることです。何事に取り組むのも「大好きな地域で、楽しみながら」というのが、占冠のキーワードです。

基調講演は、哲学者の内山節さん。「自然」という言葉は、人間と自然を分けて考える西欧の考え方が輸入されたもので、もともと日本人は、自然と人間は一体になっていると考えた。自然(しぜん)ではなく、自然(じねん)、「おのずから」「しかり」。自己を中心とした西欧は自己実現(欲望)を実現していく文明。本来の日本は、自然(じねん)=「おのずから」「しかり」を受け入れていく文明。社会変革は新しい伝統回帰。再生可能エネルギーしかり、コミュニティ(共同体)の再構築しかり。いずれも古くて新しいものへの回帰である。地域では分離できない、政治、経済、文化、信仰、労働が、都市ではばらばらになり、すべてが経済に取り込まれていく。だからこそ市場経済は発展する。地域はこれをすべてつなげていくことで再生する。地域デザインとは、自分たちの考えを形にしていくこと。行政や国から押し付けられた形ではなく、自分たちがその場所の特性を捉えて、地域住民にしかわからない視点で、新しくデザインしていく事。その集積が自治本来の姿である。大きな示唆と、結城を頂いた1時間30分の講演でした。ありがとうございました!

講演後の質問も活発にいただきました。飯舘村から栗山町に移住した菅野義樹さん。

交流会は、トマムリゾート内の「カフェラプ」で。シェフの大野梢さんはスローフードのメンバー。エゾシカや野菜など地域の食材を使ったおいしい料理はもとより、ディスプレイも光ります。流石です。また、森のかりうど高橋勝美さんの「エゾシカロースト」も特設コーナーで堪能いただきました~おいしかった~
◆交流会のメニュー
乾杯 鳥羽農園のミニトマトジュース(南富良野)
道内産豚肩のアウトドア風オーブン料理
道内鶏もも肉のアウトドア風オーブン料理(上トマムカリフリ農場:玉ねぎ、北あかり、さやあかね、南富良野町:シャドークイーン)
エゾ鹿肉のタコライス(鹿肉:南富良野町)
エゾ鹿肉のRAP特性バーガー(鹿肉:南富良野町)
サバ味噌竜田揚げとビーツのエスカベシュ
温野菜と手前味噌のバーニャカウダ(カリフリ農場:キャベツ、大根、南富良野町:紫白菜、坊ちゃん南瓜、紅大根、紫玉ねぎ、富良野:人参)
NEEDSラクレット
自家製あかねジャムのバゲット
トマトと人参のポタージュ
揚げじゃがいも(越冬インカの目覚め)ベーコン
ゆるゆるパンナコッタのメープルシロップ(占冠産100%)がけ
森のかりうど 猟師の「エゾシカロースト」特設コーナー

最後のデザートは、占冠産メープルシロップ100%かけのパンナコッタ!!素晴らしい~

翌19日。朝起きてタワーの窓から見たら、なんとゴルフコースに雲海がかかっていました!雲海テラスは10/17で営業を終了していたので残念に思っていたのですが、トマムからサプライズのプレゼントでした^^


ヴィレッジアルファのミーティングルームで、各地域の協議会から活動報告をいただき、情報共有と報告~からの派生でそれぞれの地域で抱えている地域課題について議論しました。(地域の神社の話で以上に盛り上がる^^)またネットワークの今後のあり方について、具体的に話し合われました。年度内に再度話し合う場を設けて整理していくことになりました。今回の研修会に協賛していただいた「ロコタブル(LoCoTAble)」の新しい北海道のネットワークについてもお話させていただきました。 http://locotable.net/
◆ミーティング参加協議会
スローフードしむかっぷ(占冠村)
るもい地域子ども農山漁村交流推進協議会(留萌市)
当別町田園文化創造協議会(当別町) ※欠席
つきがた農福交流推進協議会(月形町)
黒松内町農山村資源活用地域協議会(黒松内町)
ひだかくるみちゃんハウス(日高町日髙地区)
NPO法人 森のこだま(津別町)
麓郷振興会(富良野市)
砥山農業クラブ(札幌市)
食を考える協議会(興部町)
栗山町ハサンベツ里山計画実行委員会(栗山町)
社会福祉法人北海道福心会(真狩村) ※欠席
社会福祉法人 明和会(新十津川町)
地域連携会議リバイタライズ浦河(浦河町)
えりも地域力発掘協議会(えりも町)
沙流川ほおずき絆の会(日高町門別地区)
北海道農山漁村地域力ネットワーク事務局


そして、最後のプログラムは「猟師のエクスカーション」です。講師は村の林業振興室でしゅりょうにの担当をしている浦田剛さんです。全国で広がっている野生獣による農業被害。地域活動を支える上でなくてはならない存在になっているのが「猟師」です。しかし意外とその実態が知られていないのもまた「猟師」です。浦田さんから狩猟全般から猟師の生態学まで詳しく、そしてフィールドに出て模擬獣で、エゾシカのデコイを狙うという体験までさせていただきました。みなさん~猟銃を構える姿がなかなか堂に入っていましたよ!

これですべての研修会のプログラムは終了。みなさんは帰路につかれました。昼食で大人気だったのは、例の「村民食堂」です。みなさん研修会の余韻に浸りながら、占冠の地域活動の要となっている「村民食堂」でお昼ごはん。「この時間が一番楽しかった」という声も聞かれましたが、これぞ占冠の真骨頂です。よかった~

最後に、道新富良野板の岩崎あんり記者の記事を。ありがとうございました。
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